私の普段の通り道に本社があったので、以前から水晶院の存在は知っていました。その後、自分が就職する段になって、生まれ育った地元で長く働きたいという思いから水晶院に入社。
購入データ分析業務やWEBショップの注文管理業務を経て、現在では顧客管理課でお客様の相談窓口を担当しています。
相談窓口では様々なお電話をいただきますが、最後にはお客様が少しでも幸せな気持ちで電話を切れるよう、日々心がけています。
慣れないうちは、性急に解決策を出そうとしてしまって失敗してしまったこともあります。
しかし経験を積むうちに、まずはお客様のお話に丁寧に耳を傾け、その上でお客様の言葉の背景にある気持を汲み取ることが大切だと、身をもって感じるようになりました。
それからは、お客様と信頼関係を築くことができるようになり、電話で「あなたと話をして気持ちがすっきりした。これで前に進めます」とおっしゃっていただいたことも。このときは、涙が出るほどうれしかったです。
相談窓口での仕事に大きなやりがいを感じていたのですが、子供を授かり2012年に産前産後休業・育児休業を取ることに。
出産後も仕事を続けたかったのですが、実際にこの制度を利用する前は、今まで通りに復帰できるだろうか、育児と両立はできるだろうかと、漠然とした不安を抱えていました。
どうしたらいいかわからず悩んでいたところ、会社が産休育休に関するコンサルタントを招いて、社長・総務・部長なども交えた勉強会を開いてくれたのです。
おかげで制度をどのように活用できるかがわかり、とても安心しました。
それどころか、認可の問題があり結果的には実現しませんでしたが「社内に保育所を作る」という案まで検討していただいて、社員を非常に大切にする会社だと改めて実感しました。
そして、9カ月間の産休・育休へ。無事出産した際には電話で会社に報告し、社長からも「おめでとう」とあたたかい言葉をいただきました。
子供が産まれてからは、仕事のスキルアップだけでなく家族を養うという責任も強く感じるようになりました。
仕事が育児の活力になり、育児が仕事の活力になる。そんな風にして、両立していければいいなと思っています。
でもそのためには、職場による理解が欠かせません。幸いにも水晶院は非常にアットホームな会社で、復帰後も会社や周囲から温かいサポートをしてもらっています。
産休前と同じ仕事をしたいという希望が受け入れられた上に、育児のため短時間勤務の許可もいただいています。こうした様々な配慮が、育児との両立の大きな助けになっていると、感謝の気持ちでいっぱいです。
自分が経験をしてみて、出産・育児と仕事の両立を目指す女性にとって水晶院は非常に働きやすい職場だと強く思いました。総務からは「今回の事例を参考に、女性社員に産休育休制度をきちんと伝えていきたい」という言葉もいただいています。
私も、こうした会社のサポートに応えるべく、さらなるスキルアップを目指したいと考えています。